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中年よ、大志を抱け!

中年よ、大志を抱け!

自彊術はすごい!

実は去年の4月11日から自彊術(じきょうじゅつ)をしています。自彊術って、大正時代に日本で作られた治療と健康のための体操なんですが、31の動作で組みたてられていて、ビデオの通りにすると25分で出来ちゃうんです。

坐骨神経痛がようやくおさまってきたけどまだ痛みが残っている状態だった3月半ば、仕事の都合で東洋人街に行ったとき、日本の本やCDの古本市がやってたんです。

東洋人街には3件日本の本屋があるんですが、新書を買おうと思ったら、輸入税と送料がかかってるので日本で買う3倍の値段を払わないといけません。ところが年に一度の古本市では1レアル(約50円)で一冊本が買えるわけです。

それで、かなり遠くからも人がたくさん来ていて、ダンボールに2箱も3箱も買っていく人がいました。

僕は比較的朝早く古本市に行ったんですが、それでも満員で、本を見るのさえ大変な状況でした。

で、自彊術の本を見つけたわけです。坐骨神経痛を早く治したかったのと、ダイエットのために何かしなけりゃ、と思っていたので、以前自彊術って良い体操らしいっていうことだけは聞いて知ってたんで、中を詳しく見ることなく買ったわけです。なんたって50円ですもん。

で、家に帰って早速読んだわけです。・・・自彊術は導引術(日本でも昔からあちこちで行われていた中国の体操のことで、今でいう気功法ですね)を参考にして作られているそうで、糖尿病や高血圧症や腰痛、坐骨神経痛、その他成人病、慢性病、太りすぎなどにすごい効果があるとの事でした。また、免疫力も高くなるんで風邪もそうそうひかなくなるとの事でした。しかも消費カロリーが少ないので老人でも簡単に出来るとの事。・・・何しろ、いい事尽くめなわけです。

で、イラストを見てやってみたわけです。・・・ところがですわ。イラストと説明ではよーわからん動きがあるわけです。他の人には分かるのかも知りませんが、僕には分かりませんでした。

で、インターネットで動画でもあるかと思って検索。動画はありませんでしたがビデオが出てる事が判明。

で、デング熱の高熱にやられている最中にごそごそメールして日本から取り寄せたわけです。

ビデオ代、高かったですが、自彊術にかけてましたからね。

以前ウォーキングやヨガを思い出したように時々してましたが、ウォーキングは40~50分しないと効果が無いそうですから、それにヨガやストレッチを加えると1時間半くらいかかるわけです。

仕事柄夜はちょっと時間が取れないので、そうなると朝するしかないんですが、僕の場合朝しようと思ったら4時半には起きないといけないんです。

それが結局毎回3日坊主になってしまってた原因だったんですが、自彊術は一日15分で出来ると本に書いてあったんで、それならいくら俺でも毎日出来るだろうと思ったわけです。

2週間後ビデオが到着。その間にうまい具合にデング熱も治っていて、いつでも自彊術に取りかかれるぞ、っていう状態になってました。

で、ビデオを見ながらやってみました。

首や腕の体操は難なくクリヤー。簡単なもんです。

両足を前に伸ばして座ってかかとを上に曲げ、足の指を両手で越すくらい腰を曲げる体操では、腰が治りきっていないので全然曲がりません。すねのあたりまででストップ。でもまあいいとしましょう。

腕立て伏せもあります。たった10回です。20才台の頃、毎日百回はしてましたから軽いもんです。・・・え? やっとこさ?! すっごいしんどいでした。

女の子座り(両かかとの間にお尻を落とす座り方です)してから上体を寝させてひざを上下させる運動ってのがあります。女の子座りが出来ません。痛い痛い!

両膝を前に伸ばして座り、その上体からでんぐり返りする運動があります。汗だらだらです。

・・ほんとに老人でも出来る軽い運動なのか?! 思わず叫んでしまいました。

汗びっしょり、はぁはぁでした。終わった後水を飲まない様にって言う注意がありましたが、水をがぶがぶ飲んじゃいました。

ビデオでは涼しい顔でご老人が体操してました。すごい!

でも僕はあまりのしんどさにこりゃまた三日坊主だ、と嘆いたのでした。

そして翌日。腕立て伏せとかのせいで胸のあたりが痛みました。おうおう、こりゃ参ったな、ってなもんです。

ところが、です。足が軽いんです。とっても。坐骨神経痛の痛みがだいぶ薄くなってました。

いいなあ、この感じ・・・

で、二日目もがんばって見ました。

で、翌日。

さらに足が軽いです。

で、三日目もがんばってみました。

で、翌日。

僕はいつも足がだるいのずるずるってすって歩く癖があったんで、段差があったり石があったりするとしょっちゅうつま先を当ててたんです。つめが割れる事もしょっちゅうでした。

ところが、足がとっても軽くなってるんで、さっさっって歩けるんです。つま先もつんのめったりしませんでした。

また、お辞儀しても腰が痛くないんです。

坐骨神経痛の痛みは完全に無くなってました。

で、四日目もがんばって見ました。三日坊主だけは免れたってわけです。

今日まで一月以上経ちますが、続いてます。実はと中で出張とかあって5日ほどしなかった時があったんですが、少し足腰が重たくなってました。

でも再開したらまた軽くなりましたね。

この時期、ブラジルでは暑かったり寒かったりするので風邪をひきやすくって、僕はしょっちゅうこういう時には率先して風邪をひいてたんですが、周りの人が風邪をひいてる中、珍しく僕だけひいてません。これも自彊術のおかげだと思ってます。

自彊術のおかげで腰がよく曲がるようになって、一月以上たった今ではつま先に手のひらの半分まで届くようになりました。まだ今のところ女の子座りが出来てませんが、いつか出来るようになるだろうと思ってます。

というわけで自彊術体験レポートでした。

これ、すっごくお勧めです。


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